![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/1976-STING-japan.jpg)
70年代日本製のスティング日本製のの歴史を紹介します。
1973 NIKE TRACK&FIELD PRE MONTREAL
スティングの話をするには1973年に発売開始したスパイクシューズ、プレモントリオールを紹介しなければなりません。
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/nike-pre-montreal-red-white-blue_1.jpg)
こちらがそのプレモントリオールのシューズです。トリコロールカラーが特徴のスパイクになるのですが、色に関しては赤/青/白以外にも何色か存在します。
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/1973-nike-pre-montreal-1.jpg)
1973年のSSシーズンのカタログに掲載されたプレモントリオールとアメリカスです。どちらもトリコロールカラーの赤/青/白のモデルが紹介されています。
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/1974-pre-montreole.jpg)
1974年のカタログには黄色/青/白のモデル、クロスカントリー用のモデルも登場しています。
いずれにせよ赤ベースのモデルの他黄色ベースのモデルも存在しています。
1976 STING made in japan 発売
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/1976-STING-japan-2.jpg)
1976年にUSAにおいてご覧のスティングが発売されます。当時スティングといったら映画か歌手というイメージだったので、最初は人の名前から付いた名前だと思っていました。
実際にはソールがハチの巣に似ていたことからスティングになったそうですが・・・
USAで発売された最初のモデルは1976年はベロのタグが筆記体になっており、紐穴は存在しないDリングのみのモデルになっています。
1977 STING made in japan 2nd model
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/1977-sting.jpg)
1977年にはベロがゴシックのNIKE表示になりますが、Dリングは変わらず全てがDリングで出来ているモデルになります。
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/1977-sting-ad.jpg)
USAのカタログになりますが、1977年にはまだSTINGはUSAでも販売されており、日本とUSAの両方で販売されていたことになります。
1978 STING made in japan
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/1979-sting.jpg)
1978年Dリングだけでは紐が移動しやすく、紐が解け易いというクレームが多いため、つま先側だけ紐穴が採用されます。これはadidasのSLシリーズもそうだったのですがNIKEも真似をして採用しました。なおUSAではこのシューズが最後で1979年にはSTINGの販売は無くなります。
このため1979年~1980年のみは日本のみでの販売になり、日本企画の商品になります。
1979‐80 日本ゴム STING SAMPLE SUPER RARE!
1979年と1980年に日本ゴム、いわゆるジャパンナイキが日本企画として製作したSTINGが2種類あります。こちらのシューズはサンプルとしてではなく記念セールの在庫処分のワゴンセールとして限られた店舗のみで販売された商品です。ですから購入した人はラッキーで売れ残りも無かった商品ですので80年代以降見つけることは不可能ともいえるシューズです。
1979 日本ゴム STING LEATHER? 日本企画 FAKE
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/1979-STING-leather-japan.jpg)
1979年に東京原宿のシューズショップで販売されたSTING LEATHERと思われるシューズです。
形状はチュランやレザーコルテッツにDリングを採用しハチの巣ソールを施したシューズで、本当にSTINGレザーなのか箱が無いため不明なシューズです。ただしSTINGと一緒にワゴンセールで売られていたためSTINGかと思われます。でもなぜつま先はスエードでは無いのか不明なモデルです。
ちなみにサンプルと言えるのはメンズサイズ7.5インチのみの販売だったためです。
1980 日本ゴムLADY STING? 日本企画 女性用FAKE
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/1980-sting-japan-sample.jpg)
1980年の夏、横浜元町に出来たアスリートアテックのオープニング記念に販売されたスティングのレディース版です。通常のスティングと一緒にワゴンで20足ほど販売されていて当時で3,000円程で売られていました。(すぐに無くなりましたが・・・)
こちらは本当にプレモントリオールそっくりなシューズでした。やはり赤が入ると女性用なんだなと当時思ったのを覚えています。
2000年以降 STING復刻版
2003 WOMENS STING
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/2003-WMNS-STING.jpg)
2003年に発売された女性用のSTING復刻版です。女性用といってもメンズの30センチに対応する大きさまで販売されていました。
2006 sting junya watanabe
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/2006-sting-junya-watanabe.jpg)
2006年に発売されたJUNYA WATANABEのCOMME des GARCONSのSTINGです。
初期モデルの復刻でDリングのみの仕様、筆記体タグが採用されています。
2009 STING 通常復刻版
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/2009-sting.jpg)
2009年の復刻版になります。後期モデルのため前2つが紐穴式になっており、靴紐がずれないようになっています。ソールは何故か黒です。
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/2009-sting-2.jpg)
同じ年に出た別色のスティングになります。こちらはベージュの通常のソールになっています。
2012 PRE MONTREAL RACER
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/2012-PRE-MONTREAL-RACER.jpg)
2012年に登場したプレモントリオールレーサーになります。スティングではなくプレモントリオールのワッフルソール版になるため小指ガードが付いています。
2020 ting D/MS/X Starfish
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/2020-Sting-D-MS-X-Starfish.jpg)
2020年に登場したスターフィッシュになります。
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/2020-Sting-D-MS-X-Starfish-2.jpg)
こちらのモデルは通常色以外に黄色ベースのモデルも存在します。
2022 BRSB STING
![](https://vintage-sneaker.blog/wp-content/uploads/2023/11/2022-BRSB.jpg)
2022年に発売されたブルーリボンSBのスティングになります。こちらはまだ出て日が経っていないのでまだ売っているところがあります。
スティングはオリジナルも耐久性が悪く売れ残り商品でしたので、当時を知る人には人気がありません。「安いから買ったけどバイクに乗ったら一発でつま先が破れた」という友人が何人か居たのが現状です。見た目はいいですがやはりつま先のスエードが薄いのが難点でした。
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