CONVERSE ALL STAR LEATHER HISTORY ③

2.5
1970年代

オールスターレザーの3代目は1975年10月に発売された「くの字」に星の付いたレザー製オールスターになります。

1976年モデル ALL STAR LEATHER

1975年10月にワンスターからモデルチェンジしたものが、こちらの「くの字」の付いたオールスターレザーになります。
ソールはワンスターと同じソールが採用され、変更点はサイドの星がくり抜きから縫い付けに変わった点のみです。なぜこのモデルになったか不明ですが、星をくり貫いたワンスターは星の位置がずれてイレギュラーに成り易かったからだと思われます。

ビンスニ男
ビンスニ男

このモデルは、ワンスターを履くのを勿体無いと思った時によく履いていました。

結構処分品としてセール品になっていたので、何足か購入しましたが、基本赤しか購入しませんでした。

配色はワンスター時代に比べナチュラルとマルーンが増え、また選手カラーとして黒に白星の計10色が展開されました。

ビンスニ男
ビンスニ男

残念ながら黒に白いくの字と星が入るこのモデルは選手用のみと思われます。
実際のものは、NBAの試合写真でのみでしか確認できません。

黒白の選手用プロレザーと同様に珍しいモデルになります。

こちらのグリーンはセルティックスの選手が履いたモデルになります。この「くの字」の付いたオールスターは1978年まで製造されます。

ちなみにこのモデルはプロレザーと同時販売され、日本ではプロレザーがメインとなり輸入は極端に少なかったモデルです。
このためプロレザーの発売前に生産されたモデルと間違われ易いですが、実際にはプロレザーと同時販売になります。

ビンスニ男
ビンスニ男

履き心地はワンスターと変わらないのですが、くの字と星が結構ぶつかるんですよね。

プロレザーもそうですが、このシューズで自転車やバイクを乗ると、すぐに内側の星が削れて星が欠けてしまいます。

乗り物を運転する人は向かないシューズでした。

1976年 ALL STAR LEATHER HI CUT発売!

同じくこの時期のオールスターレザーにはハイカットも存在します。
実際に登場するのが確認できるのは、1975年の11月に行われた試合頃からで、ワンスター・シェブロンスター・プロレザーの3タイプが同時に使用されているのが判ります。
このため選手によってこのオールスターかプロレザーか、2つのモデルから選択できるようになっていました。

ビンスニ男
ビンスニ男

こちらのシューズはサイズが大きめで、前の人がデカ履きしたものです。

デカ履きするとつま先にしわが出来やすく、一目でデカ履きと判るんですよね。

当時ワンスターが流行った時、仲間内ででかいシューズは馬鹿にされていましたから・・・

たとえ珍しい色でもUS11インチ以上は規格外で、デッドストックでさえ1万円以下で購入できました。

このゴールドはレイカーズが使用したもので、この時代は大学カラーとしても使用されていましたが、NBAにおいてはスエードやキャンバス素材といった異素材のものが結構多く採用されていました。

ビンスニ男
ビンスニ男

色の付いた「くの字」付きオールスターは日本での輸入が極端に少なかったモデルです。

新しいプロレザーの方が積極的に輸入されていましたし、スポーツ店では従来のキャンバスのオールスターがメインでした。

1976年 ALL STAR SUEDE? 3代目 NUBUK製発売!

1976年になるとオールスタースエードは、スエード表記のままご覧のヌバックへと材質が変化します。
本当はスエードの流れで紹介しようと思ったのですが、スター&バーズやワンスターに比べ雰囲気が全く違うのでこちらで紹介しておきます。
単純に以前のスエードに比べ毛羽立ちが少なくなって、滑らかな材質へと変化します。

もちろん最初は普通のスエードタイプのモデルも存在しますが、結構ヌバック製のモデルの方が多く見つかります。といっても絶対数は少ないですが・・・
ただ注意してほしいのは見つかるのが少ないからといって人気が有る訳でも無く、高額で販売される商品ではありません。90年代だと1万円以下で取引されていた商品です。
このスニーカーに2万円以上を出す気にはなれませんので、くれぐれもご注意を!

ビンスニ男
ビンスニ男

90年代には仕方なく購入したコンバースのシューズです。

といっても1足5千円程度でしたから・・・最近だと強気のショップだと高いのでしょうね。

珍しい色ならともかく、ナチュラルやゴールドは2万円以上出せないシューズです。(個人的な意見ですが・・・)

モノによってはスエードに見えるのですが、実際には毛足も短いので以前のものとは違いが判ります。
こちらのモデルも日本への輸入は極端に少なかったです。同じようにプロレザーのスエード版、プロスエードの方が多く輸入されました。

スエードタイプはワンスターから継続してベロ裏に補強はSTAR&BARS時代のものが採用されており、全面に補強を入れている訳ではなく単純な作りになっています。
ただしワンスターのスエードに比べ色落ちが少なく、結構長く色が残るものとなっています。

色はワンスターと同じ数存在します。ただ発売の絶対数が少ないのと、日本での発売も少なかったので見つけるには苦労するシューズです。
特に紺・赤・ナチュラル・ゴールドは売れ残りで見つかりますが、その他の色はあまり見つけることはできません。オレンジとパープルに関しては激レアなスニーカーになります。

ビンスニ男
ビンスニ男

このモデルのオレンジとパープルは珍しいです。

もし見つけたら高くても買っちゃうかも・・・ただしマイサイズが絶対条件ですけど。

10以上のサイズは絶対手を出さないですね。たとえ1足1万円でも買いません。1万円以上出すなら今売っているスニーカーを買います。(欲しい新作が多いもので・・・)

踵のヒールパッチはワンスターの最後と同じです。
ただワンスターに有ったサイドソールのラインはSTAR&BARSと同じように無くなっています。

お願い
お願い

最近古いスニーカーが見つからなくなりました。

今ある古着屋さんでも入荷が厳しくなって来ています。強気のショップもありますが、だいたい同じものが市場に流れている感じです。特にアディダスのフランス製の偽物は多く流通しています。偽物鑑定は現在していませんので、依頼はご遠慮下さい。

ただし珍しいスニーカーの質問は大歓迎です。adidas/converse/kedsは特にご連絡下さい。

お金は出ませんけど・・・

コメント

vintage_sneaker

1970年代からスニーカーに目覚め、ビンテージスニーカーを中心に集めています。ポパイやBoonなどにも登場した経験があります。
基本的にadidas/converse/nikeなど70年代を中心に収集していますが、当時のcatalogや専門書も収集しています。また暇な日には情報収集のため靴屋・古着屋巡りもしています。
古いスニーカーに関しての情報を発信しながら、普通のスニーカー情報もお伝えします。もと靴屋の販売員の経験も活かし、履きやすい靴の選び方も紹介しますね。質問などありましたらお気軽にどうぞ。

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