1978 NIKE NIGHT TRACK

1978年11月、NIKE NIGHT TRACKが登場します。うんちくはすでに知られているので割愛しますが、発売当初はDISCOという名前でした。日本で初めて紹介されたポパイでも、ディスコという名前で紹介されました。

1978 NIKE NIGHT TRACK(DISCO)発売！

1978年、日本でも並行輸入で販売され、14,800円で売られていました。同時発売のメッシュのテイルウインドが19,800円でしたから、テイルウインドに比べては安く売られていました。
なお、取り扱いしていた店はあまり多くなく、展示品として銀座のアムスポーツや新宿のアドホックのスポーツ店に飾られていました。

当時NIGHT TRACKを使っていた人

当時ナイトトラックを履いていて有名なのが、デビッド・ハッセルホフです。
アメリカドラマ「ナイトライダー」の主人公と言った方が、当時の方には判りやすいと思いますが、ドラマの中では使用はしていません。

NIGHT TRACK 名前の入った人

踵に「VITAS」の名前が入ったモデル。当時のNIKEでは踵に名前やチーム名を入れてくれるサービスがありました。当然SMUとして製作されたものがメインですが。

このVITASは、こちらのアメリカのテニス選手ビタス・ゲルレイティスさんになります。
1977年の全豪オープンのシングル優勝者になります。DISCOが好きなためNIKEがビタスのため贈ったナイトトラックになります。

昔のBOONでは日本製も有るように記載されていましたが、明らかな間違いでテラレインボーと取り違えた表記で、実際にはUSAのみの製作です。上記の812は1978年12月製作を表しています。

1982 SUZUKI LOVE CM Michael Jackson

こちらが一番有名な広告です。ナイトトラックを履いているのが良く分かります。

ナイトトラック以外では愛用していたBASSのシューズも履いていました。

このように広告・チラシ以外にもポスターやパンフに様々な写真が使用されました。マイケルジャクソンも若い時代で、まだビートイットやビリージーン、スリラーを出す前でしたから、よくマイケルジャクソンを使ったなという感じです。まだプリンスやワムが人気の時期ですから…

1982年にMichael JacksonがスズキのスクーターのCMに登場したのですが、1982年だとすでにナイトトラックは製造を停止しているにも関わらず、マイケルジャクソンが履いたのには驚きました。

テレビCMでナイトトラックを履いているのは1種類のみで、CMでナイトトラックを履いているマイケルジャクソンを見るのはなかなかありませんでした。

ではマイケルジャクソンのSUZUKI LOVEの広告を一挙に紹介します。

ご覧の通り、ナイトトラック以外の靴を履いているものもたくさんありますので、広告でも一部の写真のみに使われています。当然コンサートなどでナイトトラックを使用したということはありません。

2012 NIKE NIGHT TRACK 復刻！

2012年ヨーロッパを皮切りにナイトトラックが復刻されます。ボディやスウッシュの感じがオリジナルと比べ簡素化されて、少し安っぽいイメージになっていました。半年遅れで日本でも販売され、再販を含め2度発売されました。

2013 NIGHT TRACK COLETTE 限定60足 青発売！

2013年、フランス・パリにあるコレッテにおいて限定60足発売されたのが上記青モデルです。

当時実際に購入したものですが、上段の銀箱は実際にフランスのコレットで発売されたものです。

フランスのコレットにて販売されたナイトトラックはご覧のような箱で販売されました。
赤は反射する銀色の帯、青は反射の無い銀色の帯が付いて、箱も専用の箱で出来ていました。

なおサイズ表記は赤のモデルは銀色の帯の方へ、青は箱に張り付けられていました。
赤は結構な数発売されましたが、青は限定でたった60足しか発売されませんでした。ただしダンサーや関係者に配布はされましたので、銀箱ではない茶色の普通の箱（日本で販売された赤と同じ箱）も存在しています。

日本で発売された箱はこちらになります。コレットの関係者に配られた箱も同じです。

青だけインソールにコレットのロゴが入ります。サイズは通常より半サイズ小さめの作りになっていました。

2018 NIGHT TRACK Comme des Garcons Black

2018年には上記ブラックのナイトトラックがコム・デ・ギャルソンから発売されます。
こちらは日本でも数多く発売されましたので、いまでも入手することは可能です。