
1983 adidas micro pacer 発売

1983-84のadidasのカタログに掲載されたマイクロペーサーです。サイズ8 1/2において重さ330gであることを謳ったシューズで5~12インチまで発売されました。カタログは1983年から84年のものですが、実際にも1983年後半に発売されています。ただしモデルとしては1984年モデルとなります。
このため一部記事において1984年のロスアンゼルスオリンピック向けとされていますが、これは1990年代のアメリカの雑誌に記載された記事が元になっており、adidasではオリンピック向けとは言っていません。
1984 adidas micro pacer

1984年のアディダスのカタログに掲載されたマイクロペーサーです。右がファイアーになり約20gほどマイクロペーサーが重くなっているのが判ります。
1984 実際に発売されたマイクロペーサー

こちらが1984年モデルとして発売されたマイクロペーサーの初期型です。他の年代との区別はつま先がシルバーであること、サイドラインにMICRO PACERの文字が入らないこと、そしてミッドソールの赤い部分がデコボコしていないことです。なお上記モデルは1984年と1985年は同じデザインとなっています。
1984 adidas micro pacer 日本発売

1984年、日本においてはデサントから発売されます。定価はご覧の通り57,000円。同じadidasのグランドスラムの約2倍の値段が付いていました。しかしこのシューズ取り扱う店は少なかったのとドイツでの発売価格は日本円で2万円以下、アメリカだと26,000円で購入できた商品でした。このため並行輸入では4万円弱とデサントに比べ1万5千円も安く販売されていました。
1984 adidas micro pacer同梱のリーフレット

当時のマイクロペーサーに同梱されていたリーフレットです。初期型は液晶表示が4桁、水銀電池で作動する仕組みになっていました。

そしてマイクロペーサーの最大の特徴は、この左足のみに設置された圧力センサーと液晶はケーブルで接続されていること。このため当時の並行輸入ショップでさえ、すぐ壊れるので「本当に買うの?壊れても補償できないよ」と言われる商品でした。
なぜかというとこのケーブルは表にむき出しで、自転車・バイクには乗れず走っても靴に引っ掛かり、すぐケーブルが壊れてしまうとの事で購入者からクレームが出ていたそうです。まあ1984年ですと既に日本では万歩計が発売されていて、振り子式だったので靴に仕込まず計測できたのと1986年にはデジタル式になり、持っていれば計測できる機能があったのでほとんどこのマイクロペーサーは購入されなかった記憶があります。
1985 adidas micro pacer

1985年にアディダスのカタログに掲載されたマイクロペーサーです。1984年のモデルと変化はありません。
1986 adidas micro pacer

1986年ミッドソールが青いモデルが発売されます。つま先はスエードになり3本ラインの真ん中にMICRO PACERの文字が入るようになります。

なおミッドソールが赤いモデルも同時に販売されており、つま先がシルバーでは無くスエードのモデルは1986年以降と思って下さい。またミッドソールの赤い部分に4つのデコボコが付くのもこのモデル以降になります。
1987 adidas micro pacer

1987年には赤いラインのMICRO PACER NLSが発売されます。ベロもスエードでadidas表記の入らないこちらのモデルは台湾製となっており、価格も下がっていました。

1987年のモデルは見た目は1986年と同じです。

なおこの1987年モデルが1988年まで発売されてマイクロペーサーの生産は終了します。
1999 adidas micro pacer 復刻

1999年マイクロペーサーの復刻が限定800足行われました。完全な初期型の復刻ですが、ベロのレザー部分に●●/800のシリアルナンバーが入ります。
2000年以降の復刻品
2007 adidas micropacer


2007年の復刻はご覧の2種類。赤い方は2007年の12月31日に発売され、踵に大晦日と日本語で記載された「おおみそかバージョン」です。
2010 adidas micro pacer starwars

2010年に発売されたスターウォーズバージョンのマイクロペーサー。
2012 adidas micro pacer

2012年の復刻版は赤いラインになります。
2014 adidas micro pacer

2014年には黒いマイクロペーサーが発売されます。
2018 adidas micro pacer

2018年には数多くのマイクロペーサーの復刻版が登場します。



2018年は流行したBOOST版のマイクロペーサーも発売されました。

こちらもBOOSTを使用したマイクロペーサーなのですが、形状が大きく変わった一品として発売されています。デザイン的には一番好きなモデルです。
おまけ 1986 PUMA RS COMPUTER

adidasから遅れること2年、PUMAもマイクロコンピュータ内臓のシューズを発売します。

ただし使用は当時のMacとの接続でApple Ⅱeコンピュータと接続しなければなりませんでした。

なおこのシューズ、2018年12月18日に86足限定で発売されています。とても数が少なく希少なシューズとして高額で取引されています。







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