NIKE LD-V LDV SMU 別注色 カスタム色紹介

1970年代

70年代のスニーカーはメンテナンスや改造を含め、数々の別注色が存在します。特にNIKEにおいては1974年からワッフルのみの販売をしており、NIKEだけでなく一般の会社でも修理や改造を行っていました。日本では池袋に合った西部スポーツ館が有名でしたが…

今回はNIKEのLDVをメインにSMUや改造品を紹介します。まあ、箱が無いとNIKEのSMUなのか改造品なのか判別は出来ませんので、当時現存していた写真を紹介しておきます。

1977 NIKE LD-V (LD-1000V) USA製

1977年に発売された最初のLD-Vがこちら。当初はLD-1000Vという名前でしたが途中からLD-Vと名前が変わります。ほとんど見つかるものはLD-Vになります。90年代にデッドストックで3足ほど購入しましたが、全て箱の記載はLD-Vでした。LD-1000V表記は本当に珍しいものでした。

1978 NIKE LD-V

1978年のLD-VのUSA製です。USA製はベロのスポンジがPU製のため腐食しやすく、クッションが無くなるようになっています。同様にボディのメッシュ内側にも採用されていますので、このLD-Vやテイルウインドのメッシュも腐食しやすいのが特徴です。

なお履き口にある最初の3桁804とか910の数字は、生産年月を表しています。804なら1978年4月製造、910なら1979年10月製造といった具合です。

1978年製の韓国製LD-Vです。韓国製の場合、日本製と同じようにベロのスポンジにPUを使用していませんので、今でもふかふかの状態で残っています。

この黄色/青のLD-Vは韓国以外にもニュージーランドなど、他の国でもサンプルとして見つかっていますので、何か国かで製作を依頼した経緯があるようです。(見つかるのが全てUS9インチしかないので…)

1978 LD-V SMU? 改造?

1978年製のLD-VのSMUか、改造品なのか不明ですが別注色のモデルを紹介します。

1978年製、ブラウンにピンクのLD-Vになります。

1978年製、赤に紺のLD-Vです。

緑に紺色のLD-Vです。

1978年製のナイロン素材でできたLD-Vの赤/銀です。

こちらもLD-V Nylonとなるモデルです。ナイロン製は1978年より製作されました。

1979 LDV SMU? 改造?

ラインが銀色のモデル 5タイプ

ラインが銀のモデルは上記4色が見つかっています。

ちなみにナイロン素材のこちらのモデルはLDVではありません。

箱に記載されているのはPRE-LAST LDV ELITEになっています。NYLONの表記はありません。

ラインが黄色のモデル

メッシュ素材のものは黄色が一番種類が多くなっています。

LDV NYLONとなる紺/黄色のモデルです。こちらは良く見つかりますが、韓国製が一般的ですがこれは台湾製になります。

1979 LDV その他の色

オレゴンカラーのLDVです。結構現存数は多くなっています。

エンジに白ラインのLDVです。こちらも良く見つかります。

ブラウン/オレンジのLDVです。

赤/白のLDVです。エンジ同様に結構見つかります。

紺/赤のLDV。

黄色/ピンクのLDVになります。

LDV NYLONの1981年モデルで韓国製になります。1980年から製造され結構見つかります。

LDV カスタム品

一番よく見つかるのがこちらのバンカーの改造品です。小指部分の補強の跡がついているので分かりやすいですが、補強の無いモデルを使われると普通の商品に見えて間違えやすくなります。
バンカーだとこの色が有名なのですが、他の色のトラックシューズを改良していると間違えやすくなっています。

ざっと紹介しましたが、これ以外にもいろいろな色が存在しています。(真横の写真だけのものを紹介しましたが、他にもたくさんあるので機会があれば紹介します)

コメント

vintage_sneaker

1970年代からスニーカーに目覚め、ビンテージスニーカーを中心に集めています。ポパイやBoonなどにも登場した経験があります。
基本的にadidas/converse/nikeなど70年代を中心に収集していますが、当時のcatalogや専門書も収集しています。また暇な日には情報収集のため靴屋・古着屋巡りもしています。
古いスニーカーに関しての情報を発信しながら、普通のスニーカー情報もお伝えします。もと靴屋の販売員の経験も活かし、履きやすい靴の選び方も紹介しますね。質問などありましたらお気軽にどうぞ。

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