前回に引き続きadidasのROMについて紹介していきます。
さて1970年代に入ると色々な国でROMを製作、販売するようになります。またラインの色も青だけでなく、色々な色のローマが誕生してきます。というのもローマはアディダスのトレーニングシューズのメイン商品で、日本においても体育の授業で履くシューズといった感じになっていました。
- 1970年代 adidas ROM west germany 西ドイツ製
- 1970年 ROM カタログ ビエンナ登場!
- 1970年 adidas ROM オーストリア製
- 1970年 adidas ROM ユーゴスラビア製
- 1972年 adidas ROM フランス製 カタログより
- 1973年 adidas ROM フランス製
- 1974年 adidas ROM 西ドイツ製 白/青
- 1974年 adidas ROM フランス製
- 1976 adidas ROM 西ドイツ製 白/緑
- 1976年 adidas ROM ユーゴスラビア製
- 1977年 adidas ROM ユーゴスラビア製
- 1978年 adidas ROM 西ドイツ製
1970年代 adidas ROM west germany 西ドイツ製
1970年 adidas ROM 西ドイツ製 白/青ライン
1970年に発売された西ドイツ製のROMです。この年からROMは2色展開となります。
1970年 adidas ROM 西ドイツ製 白/緑ライン
1970年製のローマ、西ドイツ製の緑ラインです。この年からローマは青と緑の2色展開になります。
ちなみにローマの緑は西ドイツの警察が作ったというデマが1990年代から出ていますが、1985年のworld police & fire gameの第1回大会がアメリカ西海岸で開催された際、西ドイツの選手がadidasのROMの緑とユニバーサルの緑を採用したことが経緯です。この大会はニュースでも取り上げられましたので、当時を知る方は良くご存じだと思います。
ebayにおいてvintage adidasを扱うイギリスの方が吹聴したもので、緑のROMは1970年より存在しますのでお間違いないように…
ebayは出来た時から見ていましたが、90年代においてイギリスでvintage adidasが流行ったのですが、2000年代以降下火になってしまいます。
このため1990年代後半からadidasのvintage shoesがebayに沢山出品されるようになったのですが、適当な宣伝を入れて販売する方が増え、間違った情報が拡散していますので、ebayで商品を購入される場合は注意が必要です。
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1970年 ROM カタログ ビエンナ登場!
この年、赤ラインのブタペストがビエンナ(ウィーン)になって登場します。
オーストリアは赤がメインの国ですから、ドイツ語圏のビエンナは当然赤ラインです。ROMに比べソールはランニング用にはなっていません。
1970年 adidas ROM オーストリア製
1970年のオーストリア製です。オーストリアは60年代からアディダスのシューズを生産していましたが、ROMは1970年より発売しています。オーストリア製のみROMではなくROMEと表記されていました。
ROMにおいてはオーストリア製は珍しいモデルです。
なかなか見つけることは無いので、もし見つけたら購入をお勧めします。
ただ大きなサイズに手を出すのは止めましょうね。つま先のしわが寄りやすく、いかにもデカいというのがバレバレですので…
1970年 adidas ROM ユーゴスラビア製
同じ1970年製のユーゴスラビア製です。ソールの形状は西ドイツ製と同じになります。
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1972年 adidas ROM フランス製 カタログより
1972年のカタログに掲載されたフランス製のROMです。形状は西ドイツ製と同じです。
1973年 adidas ROM フランス製
1973年のアディダス・ローマのフランス製です。この年からフランス製はベロに金文字のモデル名表記になり、ラインと踵がベロア素材となります。
1974年 adidas ROM 西ドイツ製 白/青
1974年の西ドイツ製のローマになります。サイドに刻印でモデル名が入り、ベロにadidasのトレフォイルマークが入ります。
1974年 adidas ROM 西ドイツ製 白/緑
同じ1974年の緑ラインのROM、西ドイツ製です。なぜ西ドイツのみ青と緑を生産し続けたのかは不明です。まあ青と緑の2色であれば、赤のビエンナと合わせほとんどの国で採用されるからなのかなとは思いますが…、正式な見解はアディダスからは出ていません。
1974年 adidas ROM フランス製
1974年前期 adidas ROM フランス製
1974年の前期モデルになります。ベロにブルータグが付いてモデル名が入ります。
フランス製のトーナメントと同じようにモデル名表記のタグが付きますが、フランス製において1973年から1974年にかけて製作されたモデルに多く採用されたタグになります。
1976 adidas ROM 西ドイツ製 白/緑
1976年の西ドイツ製のローマ緑になります。この年になると踵のヒールパッチが大きくなり、下に広がるようになります。1976年においてはまだ踵にadidas表記はありませんが、1977年にはadidasとトレフォイルマークが入ります。
このため踵にadidas表記やトレフォイルマークが入るのは、いづれの国の生産でも1977年以降になりますので、年代判別にご活用下さい。
1976年 adidas ROM ユーゴスラビア製
1976年のユーゴスラビア製です。まだ踵にadidas表記は入りませんが、ヒールパッチが下に伸びた感じになります。なおユーゴ製は踵が上に伸びない構造になっています。
1977年 adidas ROM ユーゴスラビア製
1977年のユーゴスラビア製です。踵にadidas表記が入りトレフォイルマークも入ります。
1978年 adidas ROM 西ドイツ製
1978年の西ドイツ製のROMです。この時代のモデルが多く日本に輸入されました。まだ兼松スポーツが自社生産を開始する前でしたので、結構高い感じがしましたが、ここから多くの学校で運動靴として採用されたので中学・高校生が良く履いていました。
今60代の方は良く覚えているのではないでしょうか?
50代の方もソールにアディダスのトレフォイルマークが入った80年代のシューズは、非常に懐かしいのではないでしょうか?
ちなみに会社の同僚も、ソールにアディダスマークの入ったモデルならまた履きたいという奴も居ます。
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