1937年 adidas 最初のTENNIS adidas first tennis shoes
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最初のテニスシューズは1937年に登場します。2層式のソールが採用されたレザー製です。キャンバス製ではなくレザー製で登場しています。
なお今回はTENNISという名前のシューズを中心に紹介していますので、それ以外のテニスシューズに関しては写真が無いので、カタログを使用して別に紹介します。
1948年にはサイドの通気口のデザインが変更されます。
1949 adidas TENNIS 2種類
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実際の写真が無いのでカタログから紹介します。
左がTENNIS ELITEで、右がDAVISになります。両方ともスムースレザー製のテニスシューズになります。なお前年のELITEの通気口は、通常のTENNISと同じデザインに戻っています。
1950 adidas TENNIS
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1950年と1952年のTENNISになります。デザインは前年のELITEと同じで、最初のTENNISのデザインを継承しています。1952年はつま先がスエードになっています。
数年前(2007年)に復刻されたNUSSLEIN TENNISは、つま先の形状からこの1950年のモデルを採用しています。
1955 TENNIS & 1957 TENNIS made in western germany
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1955年のTENNISはつま先がスエードからスムースレザーに変更されます。そして1957年サイドのデザインが変更され4本ラインのモデルになります。ソール自体には変化がありませんが、内バネ式から外バネ式に変更されました。
1961 adidas TENNIS & 1962 adidas TENNIS
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1961年にはソールの形状が変化します。また外バネ式も内バネ式へ戻されました。
1962年には通気口が廃止されサイドステッチのみ入るモデルになります。
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実際の写真がこちら。サイドのラインが4本です。
刻印は筆記ではなくゴシック文字で「TENNIS」と表記されています。
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わかりやすいようにコントラストを変えてみました。
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こちらは現在でも所持しているTENNISです。
adidasにおいては、バスケットシューズよりテニスシューズの方が好きで数多く購入しています。今でもウインブルドンやハイレットは購入しています。
おまけ 1961年モデル HOBBY
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1961年のHOBBYです。70年代には赤のトレーニングシューズになりますが、形状はTENNISと同じです。違いはインソールの形状とアーチサポートで、HOBBYの方が作りが簡単な素材で出来ています。
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こちらは1962年のHOBBYになります。4本ラインから3本ラインになります。
1963 adidas TENNIS & 1964 adidas TENNIS
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1963年のTENNISはソールが変化し、ラインも3本ラインになります。
64年との違いは踵にベロが付いているかどうかです。なお1964年のこのTENNISをフランス製でベロをレザーからウレタンに変更し、廉価版として販売されたのがRobert Haillet(ロバートハイレット)になります。このためスタンスミスの原型は、このTENNISということになります。
なおRobert Hailletとの比較は、後ほど掲載します。
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踵にベロが付いていれば1963年、ベロが無ければ1964年になります。
本当にスタンスミスの原型と呼べる形状をしています。なお1965年になるとベロの中央が布製になってadidasの表記が入るようになります。
1965 adidas TENNIS & 1968 adidas TENNIS
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1965年のTENNISと1968年のTENNISになります。変化はあまりありませんが、通気口の穴の数が少なくなったのが1967年から68年のモデルになります。この1968年の秋までは踵にヒールパッチが付きません。他のadidasのシューズもそうですが、小さなヒールパッチが付いたら1968年以降で、1970年に横に大きくなり、1972年に踵が高くなります。詳しい変化は後で紹介しますね。
1968 adidas TENNIS & 1969 adidas TENNIS 写真
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1968年のTENNISと1969年のTENNISになります。
先ほど紹介した通り、1969年のモデル(1968年11月発売)は踵にヒールパッチが付きます。
1970年にはTENNISは無くなり、ウィルヘルム・ブンゲルトに変わりウインブルドンへと変化して行きます。そちらは改めて紹介しますのでお楽しみに・・・
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掲載していませんが、1970年にもTENNISは存在しています。
ウィルヘルム・ブンゲルトと同じデザインなので別で紹介する予定です。
単純にスタンスミスのような通気口ラインは1969年までになります。
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