CONVERSE HISTORY 1940~1960
1940年 CONVERSE ALL STAR 広告
1940年のコンバース・オールスターの広告です。
キャンバス製のBLACKとWHITEは変化がありませんが、BLACK LEATHERのオールスターはアンクルパッドもヒールパッチも付かないモデルとなっています。
以降第二次世界大戦に入り、大きな変化もなく広告もあまり出ない状況が続きます。
1946年 CONVERSE ALL STAR アンクルパッドにチャックテーラー
1946年にはアンクルパッドにチャックテーラーが表記されるようになり、ALL STARの文字も入るようになります。ただし布製ではなくゴム製のため腐食しやすいものでした。
実際のアンクルパッドの写真です。1947年には黒も白も白いゴムで出来ており、星の上にチャックテーラーの文字が入ります。また星の上には小さくMADE U.S.Aと入ります。このため1946年の黒キャンバスのみ黒いアンクルパッドとなります。
CONVERSEのCの文字だけ大きいのはBIG Cの影響からでしょうか?
ちなみに実際のチャックテーラーのサインがこちら!
Chuckは似ていますが、Taylorは全然違う書体ですので、単純な筆記体を使用していることが判ります。
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1948年 CONVERSE ALL STAR
1948年の広告です。この年から再びホワイト・オリンピック・オールスターが紹介されるようになります。
ブラックレザーオールスターも健在で、レザーのみソールが薄くなっています。
1949年 CONVERSE ALL STAR
両方とも1949年のALL STARの広告です。ホワイトとブラックの両方が掲載されています。
1950年 CONVERSE ALL STAR
1950年のコンバース・オールスターの広告になります。
この広告でブラックの掲載が無くなり、以降ホワイトのみの紹介になります。
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1951年 1952年 CONVERSE ALL STAR
1951年と1952年のオールスターの広告になります。
比較すると判りますが、1952年にアンクルパッチの表記がゴムから布に変化し、星の内部に小さくチャックテーラーと入るようになります。
なお1952年からはヒールパッチも変化しチャックテーラーの下にあったMODELの文字が消え、MADE IN U.S.Aのみが残るようになります。一部アンクルパッチが上記モデルでもヒールパッチにMODELの文字が入るものもあります。
アンクルパッチとヒールパッチの変遷については、あとで改めてご紹介します。
1953年 1954年 CONVERSE ALL STAR
1953年と1954年のオールスターの広告になります。大きな変化はありません。
1955年 1956年 CONVERSE ALL STAR
左が1955年、右が1956年になります。
1957年 1958年 CONVERSE ALL STAR
1957年、この年オールスターのキャンバス製のローカットが登場します。なおこの年のローカットには内部に当て布が付きます。しかし翌年のみ一度付かなくなります。翌年には復活します。
1958年までのソールはアウトサイド側が段差があるようになっています。デザインはこちらの方が好きです。
1959年 1960年 CONVERSE ALL STAR
1959年、アンクルパッチとヒールパッチが変更されます。同時に通気口の位置が少し上に上がり、キャンバスの部分に付くようになります。同時にソールも若干の変更があり、CONVERSEが表示されている部分が枠で囲われるようになります。
個人的にソールは1958年までのモデルが好きですが・・・
1960年にはJACK KRAMERのテニスシューズが紹介されるようになります。
アンクルパッチとヒールパッチはご覧のようなデザインになります。この年から踵には星のデザインが採用されます。なおこの年代のアンクルパッチも乾燥すると割れやすく、きれいな状態で残っているものは少なくなっています。
最近日本ではタイムラインとして復刻が流行っていますが、所詮日本製は日本のみのデザインです。
オリジナルはUSA製であり、USAから見れば日本製はコンバースのOEM商品であり、正規品とはいえない偽物に分類される商品です。ワンスターもそうですが、ビンテージスニーカーを収集するならあくまでもUSA製を持つようにしましょうね。
ただ大きなサイズを飾るのではなく、履けるサイズで普段履きをお勧めします。
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