1973年のカタログにはテニスシューズとして、フォレストヒルズ・ウインブルドン・マッチポイントの3種類のレザーシューズが紹介されています。
1973 NIKE FOREST HILLS
1973年のフォレストヒルズのカタログ写真です。フォレストヒルズのみ茶色の柔らかいラバーソールが採用されていました。
1973年ではスウッシュが付かない通気口のみで、アディダスのハイレットと同じ形状をしています。ただし1973年にadidasが3本ラインの商標を取得したため、1973年後半よりこの通気口のラインは廃止されます。
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1973 NIKE WIMBLEDON
1973年のウインブルドンになります。こちらはソールはブルインと同じソールが採用されています。1970年代においてテニスシューズとバスケットシューズは同じ形状となっていて、利用目的もブルインなどを含めバスケット・テニスは兼用になっていました。
詳しくはNIKEの箱裏に表記されたシューズ名と使用目的を見て頂ければお判り頂けると思います。
1973 NIKE MATCH POINT
ウインブルドンに対し内バネ式を採用したモデルがマッチポイントになります。
1973 NIKE MATCH SUEDE
1973年の後半に登場したのがマッチポイントのスエード版になります。
3本の通気口が2本になり、スオッシュが小さく付けられています。これは当時テニスの大会においてシューズの95%以上が色が付けてはいけないというドレスコードがあったためで、adidasのハイレットやテニス、ニューカムなどの通気口のみはこのためのデザインになっています。
(まあ、メインはウインブルドンだけなんですが、英国は礼儀にうるさいですから・・・)
1974 NIKE WIMBLEDON
1974年のウインブルドンになります。3本ラインからスウッシュの通気口となります。このモデルが1977年まで継続され、同時に台湾製も登場します。基本的に80年代以降も通気口のデザインのモデルにはウインブルドンの名前が付きます。
1975 NIKE WIMBLEDON JAPAN
1975年のウインブルドンになります。サイドにステッチが入るようになり、この年にベロのnikeにRマークが付くようになります。
自分のものですが、左右でR付とR無というアンバランスなシューズでした。
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1976 NIKE WIMBLEDON JAPAN
1976年の日本製ウインブルドンです。なぜかこの年ブルインと同じようにサイドに当て布がつくようになります。ただし通気口のスウッシュで踵が青なのはテニスのみですのでブルインではありません。
1977 NIKE WIMBLEDON JAPAN
1977年の日本製ウインブルドンです。この年からベロのnikeが筆記体からゴシックのNIKEに変化します。
なおこの年のみ踵のヒールパッチは白のモデルが存在し、このようなものも存在します。
また日本での発売はフォレストヒルズとして販売されますが、USAではウインブルドンで発売されていました。
1979 NIKE WIMBLEDON JAPAN
1979年の日本製ウインブルドンです。この年からベロのRマークが2つ入るようになります。
なおフォレストヒルズは日本企画になりますので日本独自のFAKE商品になります。海外だと偽物扱いになりますので注意して下さい。
あと当時JAPAN NIKEがフォレストヒルズを製作していた時、社内向けに踵がSUZUKIとかSATOとか入ったシューズを作って配布していたので、苗字入りのフォレストヒルズが有ります。
関係者用なのでSMUでは無いので注意して下さいね。
1979 NIKE CENTRE COURT KOREA
1979年に発売されたNIKEの韓国製センターコートになります。これをデイビスだと思っている方、当時を知らない日本のNIKEのカタログしか見ていない方というか、当時USAのNIKEに興味を持っていない方だと思いますが・・・
1980年のブル八王子の広告です。まだジャパンナイキによる販売はしていませんでしたので平行輸入品ではデイビスではなくセンターコートになっています。
またスマッシャーもプレイヤーという名前になっています。このためUSAではデイビスやスマッシャーという名前のシューズは出ていませんのでご注意下さい。まあデイビスもスマッシャーの日本企画の日本製ですからUSAからみればFAKE品になりますが・・・
1981年のUSA NIKEのカタログです。
ウインブルドンとしては青と通気口タイプの2種類と日本名デイビスがセンターコートとして紹介されています。
女性用のラケットに関しては別で紹介します。
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