NIKE LE VILLAGE & VILLAGE HISTORY

1970年代

LE VILLAGE(ル・ビラージュ)は1975年にアメリカで製造販売を開始します。正規品はUSAにおいてアメリカ製と台湾製の2種類です。

日本製のルビラージュは日本企画の製品で日本ゴムのNIKEとして、本家NIKEの正規品に対してFAKE商品となり、日本独自のNIKEであり日本以外では偽物扱いになります。

1975 NIKE LE VILLAGE USA made

1975年のUSA製のルビラージュになります。1975年から76年にかけてはベロのタグは筆記体になります。

1975 NIKE LE VILLAGE TAIWAN made

1975年登場の台湾製のルビラージュです。USA製に対しベロのスポンジが現在でもしっかり残っているのが特徴で、USA製は腐食してスポンジが無くなるため修理が必要です。

作りは細身で私の場合台湾製で9インチ、USA製では9.5インチが丁度良い感じです。ちなみに日本製のスエードコルテッツは8.5インチが丁度良い感じです。

上記筆記体のルビラージュは1975年と76年製造の商品になります。

1977 NIKE LE VILLAGE

1977年のUSA CATALOGに掲載のルビラージュです。写真では筆記体ですが、この年からゴシックへと変化します。

左が1975‐76年のUSA製のルビラージュのタグ、右が1977‐78年のUSAのルビラージュのタグになります。なお台湾製に関しても同じように筆記体とゴシックの変化は同じです。

1977年のUSA製のルビラージュです。前と比べてもベロのロゴがゴシックに変化したのみです。
台湾製に関しても同じ形状なのであまり変化はありません。

1978 NIKE LE VILLAGE BROWN LINE 登場!

1978年モデルの台湾製のルビラージュのブラウンラインのモデルです。表記は1979年ですが、77年から79年は同じデザインになります。

同じ年のUSAのブラウンラインのルビラージュです。台湾製と同時販売となります。

1978 NIKE CORTEZ SUEDE BROWN model

なお1978年にはコルテッツスエードとして同じ配色のモデルも発売されています。

1979 NIKE LE VILLAGE USA VS TAIWAN

1979年のルビラージュの台湾製になります。前年からブラウンラインが追加され、ベロがレザー製に

なります。

1979年のルビラージュのUSA製になります。ルビラージュとしては最後のモデルです。レザー製のベロはこの年独自のでこの後ビレッジへと変更されます。

1980-1982 NIKE VILLAGE 発売!

1980年になるとルビラージュはビレッジと変化します。

ビレッジはご覧の2色が販売され、1980年から1982年までUSA製で製造されました。また1980年には台湾製のルビラージュ・ビレッジの製造は無くなります。

ビレッジはベロのタグがブラウンなのが特徴で、USA製のみ存在します。ベロが茶色のモデルはVILLAGEだと覚えておいて下さい。ルビラージュではありません。

1977 NIKE JAPAN 企画(FAKE) ルビラージュ発売

1977年日本において上記モデルのルビラージュが発売されます。こちらのモデルは1982年まで継続発売されます。

1980 NIKE JAPAN 企画(FAKE) ルビラージュ白ライン発売!

1980年の日本のカタログです。白ラインの日本製ルビラージュが新発売されます。日本なので10インチまでの製品になります。ブレザーは11インチまであるのに…

上記2種類が日本企画として日本のみで発売され、1982年まで継続します。

日本製の特徴はベロがレザーで白のプリントでロゴが入る点です。

ちなみに白ラインは1980年から82年までの製作で、日本のみの販売ですから生産数は非常に少ないため一番見つかり難いシューズです。
昔買った人が残してないと手に入らないかも…
なおナイキジャパンとしては1981年からUSA製のVILLAGEを輸入販売していますので、1981‐82年においては日本製ルビラージュとUSA製のビレッジの2種類が販売されていました。

コメント

vintage_sneaker

1970年代からスニーカーに目覚め、ビンテージスニーカーを中心に集めています。ポパイやBoonなどにも登場した経験があります。
基本的にadidas/converse/nikeなど70年代を中心に収集していますが、当時のcatalogや専門書も収集しています。また暇な日には情報収集のため靴屋・古着屋巡りもしています。
古いスニーカーに関しての情報を発信しながら、普通のスニーカー情報もお伝えします。もと靴屋の販売員の経験も活かし、履きやすい靴の選び方も紹介しますね。質問などありましたらお気軽にどうぞ。

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