NIKEが最初にAIRを搭載させたモデルがこちらのメッシュのテイルウインドになります。
1978年11月発売! NIKE TAILWIND 1st model
このテイルウインドの初代モデルは1978年の11月にカリフォルニアで最初に発売されます。
日本には12月には上陸し、並行輸入店で12月には発売されました。NIKEではハワイのホノルルマラソンで発売といっていますが、当時12月の第2週末に開催されていたホノルルマラソンでは発売が遅れますので、実際には11月に発売は開始され、日本には12月には販売されていました。
日本での定価は19,800円、消費税など無かった時代に2万円弱は非常に高かった感じがしますが、adidasのカントリーも19,800円の時代ですから、そんな感じですかね。
1979年2月 2nd model TAILWIND発売!
1979年の2月には初代テイルウインドがソールから剥離しやすいため、ソール面をスエードで覆うテイルウインド2代目が登場します。
しかしテイルウインドの非運はまだ終わりではありません。
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1979年6月 3rd model TAILWIND登場!
1979年6月、NIKEはそれまでのメッシュタイプのテイルウインド、初代と2代目の全品回収を行います。どんな状態であろうと新しいナイロン製のテイルウインドに交換してくれるというものでした。
その時の理由はソールの破裂によるもので、丁度つま先と踵の間において、内側・外側関係なく破裂するためとされていました。エアーが前後一体成型のため、一番弱い部分から裂けてしまうという現象で、エアの気圧を下げて対応したとされていました。
今では剥離がメインになっていますし、NIKEジャパンでは当時販売していない商品でした。
1981年にJAPAN NIKEが登場し、USA NIKEの修理がUSAで出来なくなりました。
JAPANのNIKEに頼んで修理してくれとのことで、USAに送ったシューズが返品されたのでSHOP経由でJAPAN NIKEに依頼したときのことが今でも忘れられません。
依頼したのはUSA TAILWINDとNIGHT TRACKの2足。そして返ってきた答えは驚くべきもの。
この2足はNIKEと書いてあるがNIKEではない。偽物のため修理できないというものでした。
「はぁ?」USAのNIKEは偽物?
仕方なくNIGHT TRACKはそのまま、TAILWINDは新品を購入しましたが・・・
またそこでJAPAN NIKEにやられました。TAILWINDやDAYBREAKのNIKE JAPAN製品は27.0cmの商品が10.5インチのものなんです。
そうです、レディースのサイズでサイズ表記を張りなおしていたため、28.5センチの商品を27.0センチとして1.5センチもずれて販売していました。本当に当時のJAPAN NIKEは最低です。
1979年 TAILWIND SMU
1979年 2nd model SMU
テイルウインドのSMUは2代目から見つかります。青メッシュのスエードが付いたこちらのモデルのほか、赤のレディースモデルもあります。
1979年 一番良く見つかる紫モデル
こちらのモデルは80年代に何足か購入したのですが、小さいサイズもあったので嫁さんと合わせて履いていました。結局は加水分解でOUTでしたが・・・
その他 単色モデルは沢山あります
赤や青、ホワイトなどのモデルも存在し、数多くのSMUが存在します。
また1980年には韓国製のテイルウインドもサンプルで製作されますが、実際には発売されずに終わりました。
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1983 TAILWIND FAINAL USA
1983年に最後のUSA製TAILWINDが発売されます。
紐穴の形状がインターナショナリストと同じようにジグザグになります。ベロにはこの後のAIR JORADAN1にも採用されたAIRの文字が入ります。
こちらのモデルはなぜか日本での発売はあまり無かった印象があります。ほとんど日本企画の商品が多く、NIKEが低迷期に入る時期だったためか、あまり販売も振るわなかった時期でもあります。
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